社員が「仕事のやりがい」を感じているポイント
私たち栄光は、塾生や保護者の皆さまとの距離が近く、各職員は地域に密着した教室で一人ひとりと目を合わせ、言葉を交わすことができます。ご家庭と手を取り合って「この子を成長させていこう」と協力し合い、本気で向き合うやりがいは、何物にも代えられません。
生徒からありがとうと感謝されたとき、喜ぶ顔が目の前で見られたとき、自分の授業を通して生徒みんなが楽しそうにしてくれたときには、本当に幸せな気持ちになります。特に成績の向上というものは、具体的な成果として可視化されやすい性質のものでもあるため、解けなかった問題が解けた場面に出会ったとき、できなかったことができるようになったときには、自分事として大変嬉しく感じます。
このように、この仕事のやりがいは塾生の未来や人生に関わりその成長をしっかりと見届けられることです。そして、お客様からの信頼を感じながら直接携われることはこの仕事の誇りであります。
社員がイキイキと活躍できる環境づくりへの挑戦
私たちは全教室のすべての職員が学習指導に対する高い技術とモチベーションを有し、常にお客様にご満足頂ける最高の教育サービスの提供を追求していることは言うまでもありません。指導品質の向上、特に授業力や顧客対応力の向上には常に挑戦し続なければならないのです。 たとえば、毎年9月に開催している授業コンテストである「Excellent!スタッフグランプリ」などもその例です。授業力や顧客対応力の向上のため、大会を通して参加者全員で学び、教室でお客様に還元していくことが目的です。 2019年度は集団指導【栄光ゼミナール】と個別指導【栄光の個別ビザビ】の2部門に分けて実施し、全国10,000名以上の職員から地方予選を勝ち上がった約270名の精鋭がそれぞれの大会会場に集結しました。また、出場者を応援する職員も多数来場し、大いに盛り上がりました。なお、大会の様子は動画でも社内配信され、来場できなかった職員も視聴することができます。
このように、私たち栄光では、すべての職員がお互いに刺激し合うことで、自身の指導レベルやモチべーションの向上に結びつけています。職員がイキイキと働くことが重要であるという考えからは、このほかではその名の通り「栄光いきいきサポート推進プロジェクト」というES(従業員満足度)を向上させる取り組みや、会社が従業員各自の状況を把握しつつ、個々のキャリア形成を支援する制度として「自己申告制度」なども用意されています。
また、経営陣が先頭に立ち、安心安全で働きやすい職場づくりに努めているとともに、定期的に実施する「コンプライアンス研修」などを通して、各職員の意識向上にも努めています。
ES(従業員満足度)の向上に向けた取り組み
Z会グループでは、2018-2020年度の中期経営計画の基本方針に「CS-ESの向上」を掲げています。ES (従業員満足度)の向上を推進していくため、その基礎となるデータ取得を目的として、私たち自身のES調査をその出発点として実施しました。 Z会グループ全社の正社員2,854名(2018年6月時点)のうち、国内を拠点とする22社の正社員を対象にアンケート調査を実施した結果、「職場でのコミュニケーション」や「意見や提案を言い合える雰囲気」に対する満足度が高いこと、また「風土」に対する満足度に加えて「自分の仕事がお客様(サービスの提供先)の喜びに貢献できている実感はありますか」との質問への肯定的回答も高水準であることから、Z会グループ社員の仕事に対する自負の高さが伺えます。 一方、「キャリアデザインを描けている実感」や「私生活と仕事のバランス」などについてはまだ課題が残ることも分かりました。グループ中期経営計画において「ES向上」を掲げる趣旨は、「ES向上→ CS向上→業績向上→ES向上」の好循環を生み出そうとする点にありますので、私たち栄光でも、更なるES向上のため、引き続き行動計画を作成し、その実行に邁進していきます。
「ワーク・ライフ・バランス」の実現を目指して
私たち民間教育の仕事は、学校がない時間帯を活用した学校外学習の場である以上、例えば、勤務時間帯も少し夜型であったり、または休日にも週によっては模擬試験があったりと、労働時間や休日の取得などにおいて各社員が不安を生みやすい環境であることは事実です。 しかし、労働カ人口が減少していく現在、働き過ぎを防ぎながら「ワーク·ライフ·バランス」のとれた会社を真に実現するためにも旧来型の働き方からは脱皮しなければならないとの考えから、私たち栄光では各社員が多様かつ柔軟に働ける環境を整備しており、中でも勤務時間の明確化に努めています。
このように、私たちは職員一人ひとりがイキイキと働くことのできる会社を目指し、今後も様々な取り組みを行っていきます。
「離職率の低さ」にも現れている職場の働きやすさ
私たち栄光は、常に学ぶ側の視点で、教育サービスを提供してきた会社であると自負しています。その中で、お客様にご満足いただく (CS)ためには、栄光で働く人々がイキイキと働くこと (ES)が大事であると信じています。例えば、新卒入社者の3年以内離職率は、教育サービス業界の平均が32.9%なのに対して14.0%に過ぎません。 栄光は、お客様一人ひとりも大切にしますが、それは職員に対しても同じです。新たにご入社された方には約2年間パーソナルサポーター(PS)がつき、日々の成長を支え導いていきます。また、ダイバーシティを推進するための仕組みの拡充により、すべての育児休業者が復職できる体制が構築されており、実際に毎年多くの職員が復職し、様々な部署で活躍しています。 更に働きやすい会社を目指して、さらなる取り組みを進めています。
社員のやる気と業績を上げる「人事評価制度」を整備
私たちの仕事とは、授業や生徒対応を中心に人材を指導・育成し、地域の各教室で常に最高の教育サービスを提供してお客様に喜んで頂く仕事ですので、その業績はお客様からの信頼を得たその成果としてのみ向上していきます。そのため各教室では、現状の課題を踏まえつつ、目標とするあるべき姿から逆算した「職場目標・業務計画」を定めており、どのような教室を作り上げるかを明確化しています。
そのうえで、各社員の職場内での役割分担が定められ「個人目標」が設定されます。各社員は自分の個人目標を達成することが職場の業績に貢献していくことを常に意識するしくみになっています。
そして、その仕事に対する動機を高めていくために、目標設定に沿った「振り返り評価」を実施し、各人の仕事実績を評価し、その結果を適正に給与に反映させていきます。等級は上期・下期の個人実績評価の結果をもとにした評価を踏まえて決定します。前年度の給与に対してその年の「年間評価ランク」を決定し、定めた給与分のアップダウンを行います。 会社が社員個々の給与等の処遇を決定して今後の方向も示すことで、仕事への動機づけを強化するとともに、長期的な視点でのキャリア開発・成長を促進していくように工夫しています。
可能性は無限大!「キャリアパス」の描き方
入社後の2週間は初期集中研修期間になります。期間中は新しい職場環境に無理なく慣れることができるよう、週5日間の勤務のうち、たとえば3日を配属予定先で、2日を集合研修などとし、社員としての知識や技能、姿勢を深めていき、翌月から正式に配属となっていきます。 その後も2年間は定期的に集合研修を行いつつ、成長を促進していきます。そして、私たち栄光では、各社員が自ら積極的に学び、専門性や役割ごとのキャリアアップの道筋を自らつくり、成長していくことが重要であるとの考えから、『EIKOH Learning Cafeteria』という自己成長プログラムを用意し、各社員が学び成長できる機会が作られています。たとえば「集合研修」による実践的なスキルアップはもちろん、「eラーニング」を用いた知識の習得、会社の指定する「通信教育講座」の受講によるレベル向上、推薦図書の中から個々の興味関心に合わせて書籍を読み、それに関するレポートを提出する「ブックレポート」、会社の指定する資格について学習し、高度な知識・スキルを身につける「資格取得」などが用意されています。
一般社員
昇格には必要なスキルや研修があり、
研修を修了・合格すると責任者に
任用される資格が得られます。
早ければ
入社後5年で
課長に昇格することも!!
教室責任者
早ければ
入社2年目で教室責任者
一方で、キャリアパスは様々であり、教室でお客様と直接向き合う以外の職、たとえば新規事業開発や人事、マーケティング、教材制作などに従事する方も多くいます。また、教室でもマネジメントを通じた昇格を目指す方もいれば、指導力を磨き、教えることのスペシャリストを目指す方もいます。さらに、それぞれが得た経験やスキル、日頃の問題意識を活かして、Z会グループ各社に出向や転籍をして活躍する場合もあります。このように、私たち栄光は、教育を仕事にする方にとって一つの大きな入口であると同時に、教育という共通点で結ばれた、様々な仕事にチャレンジをすることができる環境でもあります。
「グループ公募制度」で社員の自発的なキャリア開発を支援
キャリアパスを語るうえでは、グループ公募制度が欠かせません。グループ公募制度は入社3年目以降の社員を対象とし、長年行われてきた自らのキャリアを切り拓くための制度です。毎年9月ごろ、Z会グループの全社員に募集部署とその内容が公表され、誰でも応募することが可能になっています。 この制度を通じて、社員一人ひとりが自らのキャリアを考え、自ら切り拓くことを支援したいという、グループそして人事部門の想いが込められています。このように、私たち栄光では、社員各々の役割においては横並びではなく、成果を出している職員を評価し、しっかりと処遇することや、年齢・社歴などに縛られることなく、各社員に積極的にチャンスを与え、さらなる成長の機会を提供することを非常に大切にしています。
「福利厚生サービス」の充実
福利厚生面の一例として「Z会グループ共済会」があります。共済会は、Z会グループ各社の役員・社員・嘱託社員・契約社員・パート社員で構成され、会員相互扶助の精神に基づき、会員の生活の安定と向上を図ることを目的にグループにおける様々な事業を行っています。その費用は会費(一部会社負担)により成り立っており、これを原資に会員は多様な特典やサービスを受けることができます。
優待利用 | 施設割引 | お祝い金 | 補助金 |
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【職員専用割引プログラム Club OFF クラブオフ 】 |
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〈最大 50 %〉
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お祝い金 | 補助金 | ||
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医療費補助制度 | お見舞金 | 弔慰金 | |
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弔慰金 | |||
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たとえば、職員専用割引プログラム「Club Off クラブオフ」では、全国のホテルやレストランから普段使いできる飲食店・居酒屋まで、最大50%OFFとなる優待が利用できたり、会員制スポーツクラブの優待利用や、ゴルフ、フットサル、テニスなどの施設割引があったり、頼りになる各種補助制度として、ご自身のご結婚やご出産、お子さんの入学時にはお祝い金が支給されたり、ボーリング大会やバーベキュー大会などの職場でのレクリエーション時の補助金、さらに、医療費補助制度であったり、病気やけがで15日以上勤務できなかった際や、ご自宅が災害で損害を受けた際のお見舞い金、ご本人やご家族(一親等内)に対する弔慰金など、このような様々な事業を通して、社員が安心安全に、イキイキと働くことのできる環境づくりが進められています。